2019/01/19 (Sat) 19:38
カトル様は筋肉が大好きです。そこには男のロマンが詰まっていると思っています。いつかラシードのようなムキムキな男になれると信じています。(※という、自分設定)
現在は身長156cm・体重41kgの華奢ボディ(※公式)だとしても。
「……何を見ている」
五飛に声をかけられて、カトルは自分が五飛を見つめていたことに気付いた。
「ごめん!五飛。……合流してからずっと鍛えているから」
ピースミリオンで合流してから、戦い以外の時間、五飛は寝るか鍛えるかのほぼ二択だった。今も、ピースミリオンの休憩所で、バネを使って腕を鍛えている。
「フン。ガンダムに乗る者は強くなければならない。心も、体もだ」
カトルと話しながらも、ギシッギシッと五飛の筋肉で鋼のバネが規則的に曲げられる。その様子にまたカトルは引き付けられていく。
「……おい。だから、さっきからなんだ。じろじろと」
自分の不躾な視線にカトルは頬を赤らめた。
「ごめん。いや、五飛の筋肉がかっこいいなと思って、つい」
バネの音が一瞬止まって、また規則的にギシッギシッと鋼のこすれる音が再開した。
「お前も鍛えればいいだろう」
「うん……。僕も結構鍛えたんだけど、なかなかつかないんだよね。鍛え方が足りないのかな。でも、五飛もかなり鍛えているけど、そんなに筋肉が目立つほうじゃないよね」
バネを二つに折り曲げるのをやめて、五飛はカトルにそれを投げてよこした。
「やってみろ」
「うん。……っ固い、ねっ!……っく!……っく!」
五飛のようにスムーズには動かせないが、カトルもバネを二つに曲げることができた。並の兵士では曲げることは難しいが、さすがにガンダムのパイロットに選ばれたことはあると、五飛は再確認した。見た目は完全に非戦闘員だが。
「力はあるようだな。使いたいなら使ってもいい。そこに置いておく」
「え!本当!ありがとう五飛!これを使い続ければ、筋肉がつくかなぁ」
目をキラキラと輝かせてカトルが嬉しそうに、ふわりと浮く。
「お前、本当に筋肉をつけたいのか?」
ふわりと浮いたままのカトルが、勢いよくうなずく。
「うん!ムッキムキになりたい!ラシード……いや、腕も足も、力を入れてなくても力こぶができているみたいな、胸板も……こう……こう!」
カトルが、胸の前で手をわさわさと上下させる。興奮しすぎて語彙が死んでいる。というか、こいつはこんなやつだったのか。カトルの唐突のはしゃぎように、五飛は内心、引いた。
「あと!腹筋!腹筋も六つに割れてて、脇腹もだんだんになってて、それから」
「落ち着け」
ぱちぱちと瞬きをして、カトルが少女のように可憐ににこっと笑った。
「とにかくムキムキになりたいんだ」
五飛は、興奮したカトルから、さりげなくツーと距離をとりつつ、
「ムキムキは無理だ」と言った。
「!?なぜだい?」
距離を取ったのに、カトルが追いかけてきた。カトルの筋肉への熱量に五飛は静かに目を閉じた。
「……筋肉をつけたいなら、その分脂肪が必要だ。つまり、食事量を増やさねばならん」
「え!そうなの!?」
「ムキムキになりたいならあいつ以上に食べなければならない」
「……そんな!」
あいつ――デュオ以上だなんて。カトルは悲しそうに顔を曇らせた。
あ!今日はエビフライじゃん!やったぁ!!なぁ、トロワ、お前あんまり食わないんだから、俺に一本くれよ!え?カトルもくれんの!サ~ンキュ!あ!おい!ヒイロ、お前、他のやつよりご飯の量多くねぇか!あんまりとりすぎんなよ!俺がおかわりする分なくなるじゃねぇか!なんだよ五飛。食事は楽しく明るく食べたほうがおいしいだろ!黙って食ったって……あ!ハワード、俺もスープ飲む~~!そうだ!サラダもとってこよ!カトルいる?え?いらない?じゃあ、カトルのおかわりの分ももらっていい?うっせぇなぁトロワに言ってねぇだろ!なぁハワード、おっさんだから、油っこいもの無理だろ?俺にエビフライちょうだい!あと、ご飯も!
「無理だ……」
食いしん坊デュオよりももっと食べるなんて。戦争が終わる前にピースミリオンの食糧が尽きてしまう。
唇をかんで悲しそうに眉を寄せるカトルを見て、五飛は小さくうなずいた。こいつの筋肉への熱量は本物だ。
「他にも手は、ある……!」
「え!!本当」
眼前にカトルのきらきらした目が迫った。近い。五飛は、カトルの顔を手のひらでぐーと押して遠ざけた。鬱陶しい。……だが、筋肉への熱量は理解できる。強い者には筋肉が必要だ。そう、筋肉は絶対に必要なのだ!
「……プロテインだ」
かっと目を見開き、五飛が高らかにその名を口にした。
「プロテイン?」
「そうだ!筋肉をつけたかったら、プロテインを摂取し、筋トレを怠るな!」
「……オス!!ありがとう!五飛、僕頑張ってみるよ」
「正義とは強さだ!強さとは己に負けぬことだ!そのために筋肉と筋トレで己を鍛えぬくことは絶対に必要なのだ!強き者に筋肉は!!必要なのだーーー!!」
「オス!!ありがとう!五飛」
筋肉!筋肉!筋肉!!筋肉最高~~‼‼
「……何をやっているんだあいつらは?」
最後に盛り上がる五飛とカトルの姿だけを見たトロワ。
筋肉至上主義なカトル様と五飛。
ということで、ピースミリオン内で、カトル様はせっせとプロテインを摂取していたのです。ほら、よくジュースみたいなの飲んでいたじゃないですか。あれ、全部プロテインですよ!五飛に教えてもらったんです。
五飛は筋肉が大好きというより、厳しく辛い筋トレ(鍛錬)が好きで、その結晶である筋肉が好きなのでしょう。五飛はムキムキになりたいとは思っていません。体が重くなってしまうし。一番自分にベストな体重・筋肉を知っています。
五飛とカトルは一緒にいたことがあまりないけど、なんとなく相通じるものがあると思うんですよね。二人ともお育ちいいし、自分の考えにまっすぐだし。似てないけど、根っこの部分はよく似ている感じです。
ちなみに、トロワはカトルにラシードみたいになってほしくないと思っているので、五飛がカトルにプロテインを入れ知恵したと知って、ちょっとだけ意地悪を言ってしまいます。「女はお前以上に傷つきやすい。」ダメだぞ、トロワ。
ちなみに、デュオは快便大王なのでたくさん食べても太りません。安心してください。
みんなの年齢と身長と体重。(公式)
ヒイロ・ユイ(15) 身長156cm 体重45kg…華奢
デュオ・マックスウェル(15) 身長156cm 体重43kg…実はヒイロより軽い
トロワ・バートン(仮)(多分15)身長160cm 体重44kg…スーパー華奢!
カトル・ラバーバ・ウィナー(15)身長156cm 体重41kg…軽い
張 五飛(15) 身長156cm 体重46kg…一番筋肉!
ゼクス・マーキス(19) 身長184cm 体重76kg…10代は嘘
トレーズ・クシュリナーダ(24) 身長181cm 体重68kg…閣下!なぜ年齢を偽る!?
現在は身長156cm・体重41kgの華奢ボディ(※公式)だとしても。
「……何を見ている」
五飛に声をかけられて、カトルは自分が五飛を見つめていたことに気付いた。
「ごめん!五飛。……合流してからずっと鍛えているから」
ピースミリオンで合流してから、戦い以外の時間、五飛は寝るか鍛えるかのほぼ二択だった。今も、ピースミリオンの休憩所で、バネを使って腕を鍛えている。
「フン。ガンダムに乗る者は強くなければならない。心も、体もだ」
カトルと話しながらも、ギシッギシッと五飛の筋肉で鋼のバネが規則的に曲げられる。その様子にまたカトルは引き付けられていく。
「……おい。だから、さっきからなんだ。じろじろと」
自分の不躾な視線にカトルは頬を赤らめた。
「ごめん。いや、五飛の筋肉がかっこいいなと思って、つい」
バネの音が一瞬止まって、また規則的にギシッギシッと鋼のこすれる音が再開した。
「お前も鍛えればいいだろう」
「うん……。僕も結構鍛えたんだけど、なかなかつかないんだよね。鍛え方が足りないのかな。でも、五飛もかなり鍛えているけど、そんなに筋肉が目立つほうじゃないよね」
バネを二つに折り曲げるのをやめて、五飛はカトルにそれを投げてよこした。
「やってみろ」
「うん。……っ固い、ねっ!……っく!……っく!」
五飛のようにスムーズには動かせないが、カトルもバネを二つに曲げることができた。並の兵士では曲げることは難しいが、さすがにガンダムのパイロットに選ばれたことはあると、五飛は再確認した。見た目は完全に非戦闘員だが。
「力はあるようだな。使いたいなら使ってもいい。そこに置いておく」
「え!本当!ありがとう五飛!これを使い続ければ、筋肉がつくかなぁ」
目をキラキラと輝かせてカトルが嬉しそうに、ふわりと浮く。
「お前、本当に筋肉をつけたいのか?」
ふわりと浮いたままのカトルが、勢いよくうなずく。
「うん!ムッキムキになりたい!ラシード……いや、腕も足も、力を入れてなくても力こぶができているみたいな、胸板も……こう……こう!」
カトルが、胸の前で手をわさわさと上下させる。興奮しすぎて語彙が死んでいる。というか、こいつはこんなやつだったのか。カトルの唐突のはしゃぎように、五飛は内心、引いた。
「あと!腹筋!腹筋も六つに割れてて、脇腹もだんだんになってて、それから」
「落ち着け」
ぱちぱちと瞬きをして、カトルが少女のように可憐ににこっと笑った。
「とにかくムキムキになりたいんだ」
五飛は、興奮したカトルから、さりげなくツーと距離をとりつつ、
「ムキムキは無理だ」と言った。
「!?なぜだい?」
距離を取ったのに、カトルが追いかけてきた。カトルの筋肉への熱量に五飛は静かに目を閉じた。
「……筋肉をつけたいなら、その分脂肪が必要だ。つまり、食事量を増やさねばならん」
「え!そうなの!?」
「ムキムキになりたいならあいつ以上に食べなければならない」
「……そんな!」
あいつ――デュオ以上だなんて。カトルは悲しそうに顔を曇らせた。
あ!今日はエビフライじゃん!やったぁ!!なぁ、トロワ、お前あんまり食わないんだから、俺に一本くれよ!え?カトルもくれんの!サ~ンキュ!あ!おい!ヒイロ、お前、他のやつよりご飯の量多くねぇか!あんまりとりすぎんなよ!俺がおかわりする分なくなるじゃねぇか!なんだよ五飛。食事は楽しく明るく食べたほうがおいしいだろ!黙って食ったって……あ!ハワード、俺もスープ飲む~~!そうだ!サラダもとってこよ!カトルいる?え?いらない?じゃあ、カトルのおかわりの分ももらっていい?うっせぇなぁトロワに言ってねぇだろ!なぁハワード、おっさんだから、油っこいもの無理だろ?俺にエビフライちょうだい!あと、ご飯も!
「無理だ……」
食いしん坊デュオよりももっと食べるなんて。戦争が終わる前にピースミリオンの食糧が尽きてしまう。
唇をかんで悲しそうに眉を寄せるカトルを見て、五飛は小さくうなずいた。こいつの筋肉への熱量は本物だ。
「他にも手は、ある……!」
「え!!本当」
眼前にカトルのきらきらした目が迫った。近い。五飛は、カトルの顔を手のひらでぐーと押して遠ざけた。鬱陶しい。……だが、筋肉への熱量は理解できる。強い者には筋肉が必要だ。そう、筋肉は絶対に必要なのだ!
「……プロテインだ」
かっと目を見開き、五飛が高らかにその名を口にした。
「プロテイン?」
「そうだ!筋肉をつけたかったら、プロテインを摂取し、筋トレを怠るな!」
「……オス!!ありがとう!五飛、僕頑張ってみるよ」
「正義とは強さだ!強さとは己に負けぬことだ!そのために筋肉と筋トレで己を鍛えぬくことは絶対に必要なのだ!強き者に筋肉は!!必要なのだーーー!!」
「オス!!ありがとう!五飛」
筋肉!筋肉!筋肉!!筋肉最高~~‼‼
「……何をやっているんだあいつらは?」
最後に盛り上がる五飛とカトルの姿だけを見たトロワ。
筋肉至上主義なカトル様と五飛。
ということで、ピースミリオン内で、カトル様はせっせとプロテインを摂取していたのです。ほら、よくジュースみたいなの飲んでいたじゃないですか。あれ、全部プロテインですよ!五飛に教えてもらったんです。
五飛は筋肉が大好きというより、厳しく辛い筋トレ(鍛錬)が好きで、その結晶である筋肉が好きなのでしょう。五飛はムキムキになりたいとは思っていません。体が重くなってしまうし。一番自分にベストな体重・筋肉を知っています。
五飛とカトルは一緒にいたことがあまりないけど、なんとなく相通じるものがあると思うんですよね。二人ともお育ちいいし、自分の考えにまっすぐだし。似てないけど、根っこの部分はよく似ている感じです。
ちなみに、トロワはカトルにラシードみたいになってほしくないと思っているので、五飛がカトルにプロテインを入れ知恵したと知って、ちょっとだけ意地悪を言ってしまいます。「女はお前以上に傷つきやすい。」ダメだぞ、トロワ。
ちなみに、デュオは快便大王なのでたくさん食べても太りません。安心してください。
みんなの年齢と身長と体重。(公式)
ヒイロ・ユイ(15) 身長156cm 体重45kg…華奢
デュオ・マックスウェル(15) 身長156cm 体重43kg…実はヒイロより軽い
トロワ・バートン(仮)(多分15)身長160cm 体重44kg…スーパー華奢!
カトル・ラバーバ・ウィナー(15)身長156cm 体重41kg…軽い
張 五飛(15) 身長156cm 体重46kg…一番筋肉!
ゼクス・マーキス(19) 身長184cm 体重76kg…10代は嘘
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HN:
ケンタロー
性別:
女性
趣味:
読書
自己紹介:
再燃してかっとなってやった。後悔はしてない。
とにかくカトルが可愛すぎてたまらんしんぼうたまらん。
怖い人ではないので、お気軽に声かけてください。(中傷などは即消すけどね)
※期間限定ブログじゃなくしました。当面だらだら続けさせてください。
とにかくカトルが可愛すぎてたまらんしんぼうたまらん。
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